【旧市立国津小校舎の外観=名張市神屋】

 三重県名張市は2月19日、賃貸料などの未納を理由に旧市立国津小校舎(神屋)の賃貸借契約を2016年に解除していた食品卸業「ジャパングルメ」(当時、大阪市)について、同社の法人格が消滅したため未納付の約209万円が回収不能となったと市議会全員協議会で報告した。

 市によると、同社とは月額約20万円で15年4月から10年間の賃貸借契約を結んでいたが、同年11月分を最後に賃料未払いの状態が続いた。契約解除後、市は17年5月に支払い督促の申立書を大阪簡易裁判所に提出。18年7月に同社の保有資産を差し押さえ一部を回収したが、20年に同社が破産し法人格が消滅していた。市は20年度末に不納欠損処理する。

 同校舎は同社との契約解除後、18年に名張商工会議所と賃貸借契約を締結。現在は1階を國津果實酒醸造所のワイン醸造事業、2階と3階をコーヒー焙煎事業者やレコード販売事業者が活用している。