県立名張高校の総合学科生活デザイン系列で被服を専攻する3年生9人が1月15日、名張市美旗中村の特別養護老人ホーム「グランツァ」を訪れ、入所者たちに手作りの布製マスクを寄贈した。【贈呈したマスクを手にする中山さん(右)=名張市美旗中村で】

 手作り品の贈呈を通じて、思いやりや支え合うことの大切さを学んでもらおうと、名張中央ロータリークラブ(玉置英治会長)が同校と企画した取り組みで、今回で6回目。毎年、市内の介護施設を訪問して巾着袋などを贈っていたが、今年はコロナ禍のためマスクにした。

 この日は、新型コロナウイルス感染防止のため、ウェブ会議システム「Zoom」を使用して、施設内の別室に集まった80代から90代の入所者約10人と大型モニターの画面越しにクイズ大会や合唱などで交流を深め、施設職員を介してマスクを入所者に渡した。

画面越しに入所者たちに質問する生徒

 マスクは、水玉模様の柄が入った大小2種類で、今年1月から同専攻の生徒たちが一人2枚ずつ縫い上げた。「体に気を付けてください」などと書かれたメッセージカードも添えられており、入所者は返礼に通所施設で製造するクッキーを贈った。

 生徒の中山瑠菜さん(17)は「オンラインで交流するのは初めて。喜んでもらえて良かった」と話し、受け取った入所者たちは「うれしくて涙が出そう。ありがとうございます」と感謝していた。