名張市で30年にわたり水環境保護活動に取り組み、11月に解散した市民団体「なばり廃食油リサイクルの会」が12月25日、残った活動資金130万円を市に寄付した。市内の小学生の環境学習や、河川での不法投棄を防ぐ監視カメラ設置などの事業費として活用される。【寄付金を亀井市長に手渡す吉井さん(右から2人目)=名張市鴻之台1で】

活動30年 廃食油リサイクルの会解散 名張の市民団体

 廃食油による河川の汚れを防ごうと1991年に発足した同会は、てんぷら油など家庭から出る使用済み食用油を回収したり、廃食油をリサイクルしたせっけんを販売したりしてきた。会員数は最大約2500人に達したが、役員の高齢化などで今年、長年の活動に終止符を打った。せっけんの販売などを通じて会に残っていた活動資金は、環境保全のため市に活用してもらうことにした。

 この日、市役所で贈呈式があり、発足以来、会長を務めてきた吉井正男さん(80)が亀井利克市長に寄付金を手渡した。吉井さんは「活動を続けたかったが、体力的に無理になり、やむなく解散することになった。このお金を役立てて欲しい」と話し、亀井市長は「全市的な運動になり、かなり意識が高まった。全国的にも注目された」と会の活動について振り返り、「有効に使わせて頂きたい」と感謝を述べた。