三重県は11月27日、津、鈴鹿など県内7市町で計14人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。伊賀市では50代男性1人が陽性と判明。津市では、食事会をともにした三重大学の学生8人のうち新たに3人の感染が確認され、県内13例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は四日市市発表分(1人)を含め15人、延べ797人となった。

 県によると、大学生の食事会は17日に県内で開かれ、 参加した8人のうち、 25日までに20代男子学生4人の感染が確認されていた。新たに陽性が判明した3人は、いずれも津市内の20代女性で、スポーツ活動やアルバイト、県内の飲食店利用などの行動歴が確認されている。濃厚接触者は計11人。

 伊賀市の50代男性(会社員)は23日以降、37度台の発熱やせき、のどの痛みなどがあり、26日に検査で陽性が判明。11日には県外へ買い物に出掛け、18日は県外の医療機関を受診していた。感染経路は不明で、濃厚接触者は同居家族1人。

 津市では大学生の他、県警察学校(高茶屋)に入校中の10代の男女2人が感染。県警本部によると、交番などの実務研修先となっていた四日市南、松阪、伊勢の3署で計69人が自宅待機となっているという。

 東員町の40代女性(パート従業員)は、町内の東員病院でのクラスターで感染が判明した70代准看護師の濃厚接触者。亀山市の70代男性は、既に陽性が判明している鈴鹿市の50代女性の濃厚接触者だった。

 また、鈴鹿市の20代男性(会社員)、40代男性(自営業)、50代男性(会社役員)、50代女性(会社員)、朝日町の30代男性(会社員)、桑名市の80代男性(無職)は感染経路がわかっていない。

※2020年11月27日午後6時30分追記

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