新型コロナの終息を願い、伊賀市長田の陶芸家、新歓嗣さん(76)が11月26日、疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」を模した伊賀焼の陶作品を市に寄贈した。【市役所1階に置かれた作品に手を添える新さん=伊賀市四十九町で】

 大阪市出身で、1975年から伊賀で作陶を続けている新さんは、所在地の地名から名付けた「三軒窯」を構え、全国各地で展覧会を開いている。今回寄贈したのは、灯油窯で約1日かけて焼き上げた高さ36センチ、幅・奥行き23センチの円柱状の作品で、両耳には「コロナ撃滅」「疫病退散」と書かれた札が下がっている。

 作品は当面の間、市庁舎1階の受付カウンター前に展示されるといい、新さんは「特に表情は難しかったが、怖すぎてもいけないと思い自分なりに工夫した。可愛いけれど、少しにらみも効かせた顔にした」、寄贈を受けた岡本栄市長は「形が有るような無いような難しい題材だが、伊賀にふさわしいアマビエを作って頂いた。玄関に飾らせてもらい、コロナが入ってこないよう見守ってもらいたい」と話した。