「ジャンプした時の爽快感と、スピンカーブの時に後輪が跳ね上げた砂が舞い上がるのがかっこいい」。そう笑顔で語るのは、伊賀市上野茅町の緑ヶ丘中2年、宮田風翔さん(13)=写真。全国各地で開かれるジュニアクラス、レディースクラスなどのレースに計50回以上参戦し、何度も表彰台に乗るなど好成績を収めている。

 父修誠さん(58)はモトクロスバイクが趣味で、宮田さんはよくバイクの後ろに乗せてもらい、風を切る心地良さを感じていた。小学3年の誕生日、父からのサプライズプレゼントは、何とモトクロスバイク。これをきっかけに、修誠さんと同じ道に進むことを決めたという。

 翌年にはMFJ(日本モーターサイクル協会)の競技ライセンスを取得。さまざまな年代の選手たちが集まる競技会に臨み、経験を積んできた。昨年末に高知県から伊賀に移り住んでからは、従来の四国地方と関西地方とのレベル差を痛感することも増え、実力差を感じさせられるレースも経験し、悔しい思いをする時もあった。

 現在は毎週末、修誠さんとともに名阪スポーツランド(山添村)のモトクロスコースで練習に打ち込むとともに、腹筋、背筋、ランニングなど、バイクを操るのに必要な体力づくりには毎日欠かさず取り組んでいて、特に「手首を鍛える運動は大事」だという。「まずは日本でプロとして経験を積み、世界で活躍できるライダーになりたい」と大きな目標を語った。

 宮田さんは11月28、29日に埼玉県で開かれる国内の主要大会「全日本モトクロス選手権」に85㏄レディースクラスで出場する。

2020年11月21日付784号1面から