三重県は11月12日、名張市の50代男性(会社員、県外勤務)、松阪市の30代男性(会社員)、鈴鹿市の40代男性(自営業)の計3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。名張市で感染者が確認されたのは10月10日以来33日ぶりで、松阪の男性は呼吸困難などの症状があり重症。県内の感染者数は延べ606人、現在の重症者は3人となった。

 発表によると、名張の男性は3日に37度台の発熱やせき、のどの痛みなどが現れ、5日に一度は解熱したものの、10日に再び38度台の発熱がみられ、医療機関を受診。11日に検査で陽性と判明した。現在は県内の医療機関に入院中で、発熱や肺炎などの症状は継続している。10月20日から23日、26日から30日、11月2、6日は出勤し、7日には県内の飲食店を利用していた。判明している濃厚接触者は同居家族2人。

 松阪の男性は6日以降、37、38度台の発熱や全身倦怠感、関節筋肉痛、悪寒などの症状が続き、10日には呼吸困難の症状も出現。11日に検査で陽性と判明し、県内に医療機関に入院後、県内の別の医療機関に転院している。男性は10月末に大阪市内の飲食店を利用。濃厚接触者の同居家族3人は検査で陰性となっている。

 鈴鹿の男性は、市内の家族・親族間で発生したクラスター(感染者集団)に関連し陽性が判明した、同市の40代男性の濃厚接触者。11月4日にせきや頭痛、味覚障害の症状が現れ、11日に検査で陽性が判明、現在も37度台の発熱などの症状が継続している。濃厚接触者はいないという。

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