城下町をともすあんどんや歴史的建造物のライトアップ、更に昼間は忍者をテーマにした体験が楽しめる「伊賀上野灯りと忍びの城下町」が10月10、11の両日、伊賀市の中心市街地周辺で開かれる。【イベントのパンフレットを手に参加を呼び掛けるプロジェクトのメンバーたち=伊賀市上野丸之内で】

 新型コロナウイルスの影響で中止になった「伊賀上野NINJAフェスタ」「ライトアップイベントお城のまわり」と、「伊賀上野灯りの城下町」を加えた3つの実行委員会がプロジェクトチームを結成。7月から企画を練り、「今年限り」でのコラボレーション開催を決めた。

 開催中は手裏剣術など5種の競技で得点を競う「伊賀上野NINJA選手権」や目の錯覚を利用した不思議な「忍者だまし部屋」などの体験イベントを始め、午後6時からは改修工事が完成した「成瀬平馬家長屋門」(上野丸之内)や11月オープンの「NIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町」(旧栄楽館=上野相生町)などをライトアップする。

 また、夕刻時の街道沿いを「灯り」でつなぎ、上野天神宮(上野東町)では竹灯りアーティストの川渕皓平さんによる幻想的な作品が登場する。11日限定で「中町だんじりライトアップ展示」(雨天中止)、伊賀牛1万円分が6人に当たるワードラリーなど、盛りだくさんのイベントが予定されている。

 プロジェクトのメンバーは「コロナ禍という経験したことのない中での開催で、状況に合わせて何度も協議を重ねた。規模は今までより小さいが、遠出もしにくい今、地元を歩いて、改めて良いところを発見してもらえたら」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは上野商工会議所(0595・21・0527=平日)、開催期間中は(080・9493・1519)へ。

2020年9月26日付780号4、5面から

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