中部電力グループのシーテック(名古屋市)が伊賀市と津市にまたがる地域に風力発電機28基を設置する計画「(仮称)ウインドパーク布引北風力発電事業」に対し、地元の阿波地区住民らで作る2つの市民団体が事業の見直しを求め、岡本栄伊賀市長に要望書を手渡した。【岡本市長(左端)に要望書を手渡す市民団体のメンバー=伊賀市役所で】

 「阿波のくらしをまもる会」(小川知子会長)と「阿波で子育てをしている母の会」(阿波渚会長)は8月20日に提出した要望書の中で、計画について地域住民への周知が不十分で風力発電は各地で健康被害が問題になっていると指摘。住民にとって健康被害や自然災害の恐れがあると主張している。

 岡本市長は「市には許認可権がない」とした上で、「不安に感じる方がおり、説明が十分なされたとは言い難い。原理原則に基づいた判断をするよう、県の諮問に答えたい」と話した。小川会長は「地区住民に意識調査を実施し、総意を示すよう提案していきたい」と話した。