三重県は8月8日、伊賀市の60代女性1人を含む10代から80代の男女計15人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。四日市市発表分(2人)と合わせ、この日の新規感染者は計17人で、県内の感染者数は延べ229人となった。

 県によると、伊賀市の60代無職女性は5日に陽性が判明した名張市の30代会社員女性と未就学の男児の親子宅に1日に宿泊していた別居親族で、濃厚接触者の検査で陽性が判明した。症状は出ていない。

 この他、津市で4人、鈴鹿市と松阪市で各3人、桑名市で2人、亀山市と東員町で各1人が感染。伊賀市の1人を含む12人が既に判明している患者の濃厚接触者だった。

 新規事例は津市の2人と桑名市の1人。津市の30代男性は松阪警察署留置管理課の巡査長で、3日に県内の実家を訪れた際に県外の人と接触があった。同市の80代男性は、県外から訪れた親族と接触があり、呼吸困難になるなど重症化しており、集中治療室で治療を受けている。重症者は前日に確認された四日市市の50代男性医師に次いで県内2人目。

 また、桑名市の70代女性は詳しい感染経路が分かっていない。

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