三重労働局が7月31日に発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は1・08倍で、前月を0・09ポイント下回った。伊賀地域の有効求人倍率は、約6年半ぶりに1倍を下回った5月(0・97倍)を更に下回る0・90倍となった。

 伊賀地域の新規求人倍率は1・20倍(同0・36ポイント減)。新規求人数896件のうち、正社員の求人数は344件で、全体の38・4%(同7・9ポイント減)だった。

 産業別新規求人数の上位5業種は、医療・福祉236人(同20人増)、製造業197人(同14人減)、サービス業165人(同19人増)、卸売・小売業84人(同10人増)、建設業58人(同20人減)だった。

 同労働局によると、県内では新型コロナの影響で、引き続き求人数の減少と求職者数の増加がみられ、今後の感染状況や社会情勢、求人・求職の動向を注視していくという。

2020年8月8日付777号23面から

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