生活協同組合「コープみえ」は、生活困窮者支援事業の一環として、伊賀・名張の市社会福祉協議会と協定を結び、利用している組合員の返品商品などを生活困窮者に無償で提供する事業を始めた。【食料を受け渡した岡島さん(左)=名張市八幡で】

 名張市八幡のコープみえ伊賀センターが実施する宅配サービスで発生した返品商品や余剰品を、市社協の生活福祉資金貸付制度の利用者や市の生活支援課などに相談に来た人に手渡すという。本来なら廃棄されてしまうものを有効活用しようと始めた。

 商品は毎月25日に両市社協に提供されることになっており、この日は、米や即席麺、レトルト食品、調味料などが渡された。

 同センターの岡島徹さん(57)は「どれも良品なので、廃棄せずに活用できるのはありがたい」と話していた。

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