鮮やかな糸を縫い合わせて作るフランス刺繍に魅せられた、名張市南町の武政昌子さん(56)は、一針ひと針、丁寧に仕上げたバッグや壁掛けが近所でも評判になっている。【制作した作品を見せる武政さん】

 20年ほど前、小学生の娘に服などを手作りしていたこともあり、手先は器用。夫の転勤で千葉県に引っ越した7年前、東京の手芸学校で学んだのを機に、本格的に始めた。「名張に帰った時、友人たちに教えられるように」と、日本手芸普及協会の講師資格も取得し、帰郷した昨年7月から月2回、自宅で教室を開いている。

 友人らからオーダーメイドの注文を受けることもあり、基となる図案を描くところから仕立ての作業まで、一貫して取り組む。花をモチーフにすることが多く、リボンやビーズを組み合わせたデザインは可愛いと評判だ。

2020年4月11日付 769号 3面から

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