2017年10月の台風21号による豪雨で一部区画が崩落した名張市営墓地「東山墓園」(下比奈知)で、斜面に流出した主な墓石が全て見つかった。 亀井利克市長が4月24日、市議会全員協議会で報告した。【崩落した東山墓園の斜面(4月24日撮影)=名張市下比奈知で】

 環境対策室東山墓園復旧担当によると、墓石の回収作業は17年12月に開始。家の名前などが刻まれた棹(さお)石は、崩落した約1200平方メートルにあった169区画分、今年4月23日までに全て確認できた。引き上げた墓石は近くの道路脇に仮置きしており、選別作業や所有者の確認などを進めている。ゴールデンウィーク明けからは法面の本格的な復旧工事に移るという。

 斜面からは約1000点の遺骨や遺品が見つかっているが、身元が判明したものは1割に満たない。現在は墓地の休憩所に保管しているが、21年度に合同追悼所を建設し納める予定。