伊賀市の特産品「白鳳梨」の栽培で知られる同市羽根地区で摘花作業が最盛期を迎えている。畑では豊水や幸水の花が満開となり、白いじゅうたんを敷き詰めたような光景が広がる。【摘花作業に汗を流す生産農家の門脇さん=伊賀市羽根で】

 同地区では現在、白鳳梨生産組合に所属する農家17軒が計約11万平方メートルで栽培。ブランド名は伊賀上野城の別名「白鳳城」が由来で、出荷先は県内外の市場を始め、シンガポールやタイにも輸出している。

 選果場近くにある門脇正修さん(44)の畑では約7000平方メートルの敷地に梨の木が約300本植えられている。1000平方メートルで約3トンの梨が収穫できるよう育てる実の数を調整しており、23日は不要な花をはさみで切り落とす作業に汗を流した。

 同組合の樋口良紀組合長(60)によると、直径4センチ前後の花は4月10日ごろから咲き始め、実が5ミリほどの大きさになる5月の連休ごろから摘果作業が始まるそうだ。昨年は鳥害の影響で収穫量が少なかったが、今年は「対策の効果もあって被害が減った。食味が良く、糖度も高い梨に育つことを願っている」と話した。

 白鳳梨は例年、幸水が8月初旬から同月下旬ごろまで、その後は豊水が9月中旬ごろまで出荷が続く。選果場に隣接する直売場は期間中無休で営業している。