名張市桔梗が丘1番町の結婚式場「桔梗が丘ヴェルージュ」では、食事会場内に手作り布マスクコーナーを設け、200円以上の募金をした人に1枚ずつ配布する取り組みを始めた。集まった募金は市善意銀行に材料費を除き全額寄付し、市内の福祉活動などに役立てられる。【完成したマスクを見せるスタッフたち。円内は3サイズのマスク=名張市桔梗が丘1で】

「少しでも笑顔に」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でマスクが入手困難な状況が続く中、副支配人の溝渕千景さん(57)が「必要とする人の力になり、地域の役にも立てれば」と企画した。イベント自粛ムードで式や宴会のキャンセルが出ているが、「空いた時間を生かし、自分たちでできることをしよう」とプランナーやフロント、衣装担当の女性スタッフ約10人で協力し、仕事の合間に1日10枚のペースで作り続けている。

 同式場では2月から感染予防のため従業員のマスク着用を始めたが、白い色が写真や映像に移り込んだ時に目立ちすぎることなどを考慮し、色や絵柄の付いた生地を手芸店などで購入して手作りするようになった。作り方は動画投稿サイト「ユーチューブ」で学び、ミシンの扱いに不慣れなスタッフには溝渕さんが教えているという。

 大きさは子ども用から大人用まで3種類あり、花や果物、乗り物など絵柄はさまざまで、洗って繰り返し使用できる。溝渕さんは「新学期が始まり、学校でも必要だと聞く。好きな絵柄を選んでいただき、少しでも笑顔になってもらえたら」と話していた。

 マスクは1日10枚限定で、募金の受け付けは午前11時から午後6時半まで。

 問い合わせは同式場(0595・67・1122)まで。

2020年4月11日付 769号 8面から