名張市立蔵持小(同市蔵持町原出)6年の児童28人の保護者たちが3月16日、2日後の卒業式で披露する大きな集合写真と証書を完成させた。【完成した卒業写真と証書を広げる保護者たち=名張市緑が丘西で】

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同小でも式の規模縮小が決まり、恒例の保護者代表の挨拶も省略となるなか、「子どもたちのため、親として何かできないか」と四女が卒業を迎える遊免真由美さん(49)が他の保護者に呼び掛けた。休校が始まって間もない5日からインターネットの無料通信アプリ「ライン」で保護者のグループを作り、連絡を取り合って準備を進めてきた。

 この日、同市緑が丘西の集会施設「緑が丘コミュニティハウスひだまり」に集まった母親たち14人は、遊免さんが自宅のプリンターでA3用紙96枚に分割印刷した集合写真と証書のパーツをのりとセロハンテープで貼り合わせた。

 縦約2メートル、横約3・3メートルの集合写真は、1月に校舎の前で撮影した学校提供の写真に「卒業おめでとう」の言葉を添え、縦約2・4メートル、横約2・1メートルの証書には、「あなたたちはまぶしいほど立派に成長しました。新たな世界に元気よく羽ばたいて」など、保護者みんなで決めたメッセージを記した。

 遊免さんは「突然の休校で、子どもたちには寂しい思いをさせた。卒業式だけは思い出に残る形にしてあげたい」と話していた。

 大きな集合写真と証書は卒業式当日、体育館内に貼り出される。