寄付された髪を、病気の治療や投薬の影響などで髪が抜けてしまう人たちにウィッグとして提供する「ヘアドネーション」の活動が全国的に広がりをみせている。伊賀市上友田の山本清美さん(61)は市内の美容室を通じて、3年半ほど伸ばし続けた髪をこのほど提供した。【カットした頭髪を手にする山本さん=伊賀市小田町で】

 ウィッグを必要としている人が、頭髪に悩む18歳以下へのウィッグ無償提供を行うNPO法人「JHD&C(ジャーダック)」に申し込むと、かつらメーカーが全国から寄せられた髪を使ってその人に合わせたウィッグを作製する仕組み。平均的な1人分のウィッグを作るには、31㌢以上に伸ばした髪が20人から30人分必要となる。

 12月上旬、同法人の趣旨に賛同する美容室「クレス」(同市小田町)でカットした山本さんは「髪の毛は自然に伸びるもの。人の役にも立つし、切った時の爽快感も味わえる」と感想を話した。年間100人近くから提供があるという同店の宮﨑真一代表は「この活動に興味を持たれたら、気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは同店(0595・26・4066)まで。

2020年1月25日付 764号 21面から