宇陀市榛原あかね台の小田京子さん(72)は、体重約30キロの大型犬ラフコリーの「ヒロ」(雄・5才)を連れ、毎日早朝と夕方の1時間半、散歩を欠かさない。

 子どものころに見た米国のテレビドラマ「名犬ラッシー」に憧れ、初めて犬を飼った。就職や結婚などで犬とは無縁の生活が続いたが、同市にマイホームを求め、2人の子どもたちが成長した35年前から、念願のラフコリーを飼い始めた。

 コリーの魅力は「白く豊かな襟巻きのような首回りの毛と胸毛の美しさ、それと賢く洞察力に優れていること」と話す小田さん。多い時には同時に3頭を飼っていたといい、ヒロは6頭目だ。

競技会でも活躍

 同じ犬種を飼う人たちとの交流の中で、犬の競技会の存在を知り、出場するようにもなった。訓練には近くの駐車場を借り、散歩ついでに週1回、新しい技を覚えさせる時には週に3、4回訓練する。飼主の横にピタリと付いて一緒に歩く「脚側」や、遠くからの指示を受けて的確に動く「遠隔操作」などを繰り返す。仲間に教えてもらった練習方法で、常にアイコンタクトを取り、できた時には一緒に喜ぶことが大切だという。

 練習の成果が実り、昨年の日本コリークラブの競技会で、最上級の「グランドチャンピオン」の部で最多勝に輝くなど、多数の競技会で優秀な成績を収めている。

 また、イベントに参加する中で、獣医師からドッグセラピーにも誘われた。犬と接することにより心と体のリハビリをするもので、年に1、2回、桜井市や天理市の介護施設などを訪れ、利用者らに喜ばれているという。

 小田さんは「これからは相棒のヒロとゆったりとした生活を楽しみたい」と話した。

2020年2月8日付 765号 2面から