名張市と伊賀市青山地区のごみ処理施設「伊賀南部クリーンセンター」(伊賀市奥鹿野) を運営する伊賀南部環境衛生組合は12月6日、同センターの排ガス濃度データが改ざんされていた問題で、メーカーの三機工業中部支社(名古屋市)を3か月、運転を委託する三機化工建設(東京都中央区)を5か月の入札参加資格停止にしたと発表した。期間は同日から。【伊賀南部クリーンセンター=伊賀市奥鹿野】

 同組合によると、三機化工建設への運転委託は毎年4月更新の単年契約だが、業務の専門性から入札を行わない随意契約であるため、今回の資格停止は影響しないという。

 改ざん問題は7月に発覚。排ガス中に含まれる窒素酸化物などの有害物質5項目の濃度データが、2009年の竣工時から中部支社(当時は名古屋支店)によって組み込まれたピークカットプログラムによって組合の定める基準値より低い値に自動で書き換えられ、更に三機化工建設の社員が手入力で数値を書き換えていたことも明らかとなり、9月の組合議会で2社が不正を認め謝罪した。

 組合は、2社の一連の不正が措置基準の契約違反に該当すると判断。また、8月に作業員が汚水ピットに転落死した労災事故で、三機化工建設の安全管理が不適切だったとして、より2か月長い停止期間を設けた。労災事故については、11月上旬に伊賀労働基準監督署が労働安全衛生法に違反するとして是正勧告書を出した。