近鉄大阪線を走る電車が間近に見える地域で生まれ育ち、細部まで再現された鉄道模型に興味を持った、名張市平尾の会社員、山口享利さん(50)は現在、自宅で約1万両のNゲージを四季のジオラマで走らせ楽しんでいる。今年も、生まれ育った同市錦生地区で11月30日に開かれる文化祭で、そのコレクションの一部を披露する。【自宅のコレクションやジオラマを紹介する山口さん(左)と瀧井君】

コレクションの一部披露 30日の地区文化祭で

 小学生のころ、それまで持っていた玩具とは異なる、本物そっくりに再現された精巧な鉄道模型に出会う。Nゲージの模型を近所の子らと一緒に走らせ、目線を低くして実物が走っているような臨場感を楽しんだりしていた。最近はサイズの大きいHOゲージのコレクションも増えてきたそうだ。

 5年ほど前からは、材料を買い込んでジオラマ用の建物や木立などを手作りし、コレクションも着実に増やしてきた。「より電車に近い場所に住みたい」と4年前に移り住んだ自宅近くには近鉄の車庫があり、出入りする車両などを一望できる2階の約22畳の部屋には、計10本の線路を備えたジオラマが広がっている。

 自身も近鉄電車の模型を100両近く持っているという同市矢川の高校2年生、瀧井蓮君(16)は、コレクションを見せてもらうため7、8年前から山口さん方へよく遊びに来ており、「いつも鉄道の話で盛り上がる。休みが合えば一緒に列車を見に行ったりしたい」と笑顔で話す。

 文化祭は錦生市民センター(同市安部田)で午前9時から午後3時まで。入場無料。山口さんは「文化祭では運転体験もできるので、ぜひ見に来て」と来場を呼び掛けた。

山口さんのジオラマにずらりと並んだ機関車の模型

2019年11月23日付 760号 1面から