パンダ好きが高じ、オリジナルキャラクターを使いSNSで発信したり、商品制作をする伊賀市伊勢路の主婦、久保千晴さん(36)。「パンダさん工房」の屋号でプロデュースする作品は、市のふるさと納税の新しい返礼品に採用される予定だ。

 幼いころから、パンダに心奪われていた。自分だけのパンダを描き、メッセージを書く時などアイコンのように使っていた。20歳を過ぎ、和歌山県にあるテーマパークで本物のパンダを見て以来、ビデオやグッズなどを収集するようになった。

空き家バンクで伊賀へ

 7年前からはパンダキャラを使って日常をつづった絵日記をSNSで発信。3年半前には夫の孝之さん(37)の協力も得て、当時住んでいた愛知県岡崎市でのハンドメイド作家による展示会への出品を決意。初めて制作したシールやはがき、缶バッジは来場者に「可愛い」と評判だった。以来、キーホルダーやパスケースなど種類を増やし、さまざまなイベントに出品を続け、ホームページ(Panda-san.net)でも紹介するようになった。

 2年半前、伊賀市の空き家バンク制度を利用し、同市へ移住。「よくしてもらった市に、パンダで少しでも恩返しできたら」と、忍者の格好をした新キャラクター「PANJA(パンジャ)」を考案。クリアファイルやTシャツなどの商品を制作し、だんじり会館(同市上野丸之内)で販売。これが外国人観光客などに人気を呼び、返礼品としても採用されることになった。

 久保さんは「パンダのキャラクターを連れて海外でイベントをするのが夢」と満面の笑みを浮かべた。

2019年8月24日付 754号 1面から