名張市の川西・梅が丘地区の有償のボランティア組織「ライフサポートちょい・すけ」が、今春の活動開始から4か月を迎えた。月に4、5件ほどの依頼があるといい、活動を大きくするため奮闘している。【梅が丘の住宅で草刈りをする「ちょい・すけ」の皆さん】

 同地区の地域づくり委員会が地元住民を対象に始めた事業で、地元から募集したボランティア会員が家事支援や庭木の手入れなどを手伝う。昨年実施した地域アンケートで、支援活動の要望が多かったのがきっかけ。

 現在、19人の会員が交代で活動しており、20人の利用者がいる。一人暮らしをする70歳以上の利用者が多く、高齢者の見守りにも一役買っているそう。今後は、買い物など外出支援にも取り組むという。

 庭木の刈り取りを依頼した同市梅が丘の広岡昭次さん(70)は「手際よく作業をしてくれて、庭がすっきりした」と笑顔を見せた。支援活動をした山口正志さん(64)は「1人で解決できない困り事があれば、気軽に利用してほしい」と呼び掛けた。

 料金はボランティア会員1人につき1時間500円。利用には会員登録と年会費千円が必要。

 問い合わせはちょい・すけ(0595・64・7778=火、木、土曜の午前10時から正午)まで。

2019年8月24日付 754号 16面から

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