米国で40年余りの歴史があるジャズ・コンテンポラリーダンス大会の日本予選に、9人のチームで挑んで優勝した、伊賀市諏訪の名張青峰高校3年、髙森星さん(17)=写真。7月に米ロサンゼルスである世界大会に向け、モチベーションを高めている。

「その瞬間を楽しみたい」

 園児のころから市内のダンススタジオに通い、京都や大阪のスタジオでも技術を磨いてきた。昨年、米のダンスコンペ「The Showstopper」の日本予選に出場するため年末に、関西各地から集うチーム「Lupinus(ルピナス)」のメンバーに選ばれた。

 チーム練習は今年1月から始まり、本番までの3か月間、集中して練習に取り組んだ。4月7日に東京であった予選では、9人で踊るスモールグループの部に挑戦。足の角度をそろえるタイミングや、息が合わないと完成しない「リフト」に苦労したが、表現力など総合的に高い評価を受けて優勝を果たし、世界への切符を手にした。

 「いつも応援してくれる家族や友だちに感謝の気持ちを忘れず、いい結果を報告できるよう、精いっぱい戦いたい」と髙森さん。

 2千人以上が出場するという世界大会は7月16日から始まる。髙森さんは「悔いなく、その瞬間を楽しみたい」と目を輝かせている。

2019年6月8日付749号2・3面から

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