伊賀地域で約40年にわたって書道教室を開き、書の基礎や楽しさを伝えてきた、伊賀市上野車坂町の柴田仙舟(本名・みつ子)さん(79)=写真=の書展が、4月19日(金)から22日(月)まで同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。

 1972年から大阪府高石市の書道家、松岡啓水さんに師事し、全日本教育書道院の教師、教授、師範の免許を取得。80年から地元で「仙舟書道教室」を始めた。現在は市内2か所と名張市内1か所で子どもから大人まで約80人に教えている。

 これまで、大阪での展覧会に出品することはあったものの、個人での書展は経験が無かった。昨年、教え子の展示会を観覧したのを機に同ギャラリーと親交が生まれ、80歳の誕生日を迎える直前に開催することになった。

 掛け軸や額装した作品など、これまでに書いてきた25点前後を展示予定。亡き師に評価してもらえた作品や、「教える側もずっと学び続けている」という姿勢を体現した近年の作品も並ぶそうだ。

 「『仙舟』の名を頂いて40年、家族や多くの方々のおかげで、書を通じて良いことばかり経験してきた。気に入った作品、教え子たちに見てもらいたい作品を選んだので、ぜひ足を運んで」と話している。

 時間は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。入場無料。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。

2019年4月6日付745号6面から

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