川と街が調和した空間づくりを目指す国土交通省の「かわまちづくり」支援制度に、新たに名張市の計画が登録された。【整備後のイメージ図(名張市提供)】

 同制度は、地域の景観や歴史文化などを生かし、官民が連携して河川改修を進めるもの。2009年度の開始以降、登録数は全国213地区、県内は伊勢市に次いで2か所目となる。

 登録を目指し、亀井利克市長を会長に名張商工会議所や市観光協会などが参加する「名張かわまちづくり協議会」が昨年12月に発足。申請していた計画の登録が先月決まった。

 計画では、名張川と宇陀川の合流点付近の川幅を広げる洪水対策の「引き堤」工事に併せ、黒田大橋から下流1キロの左岸に「親水空間」として芝生ゾーンや桜並木を設けるなどし、河川敷を市民の憩いの場として整備する。20年度に着工、5年後の完成を目指す。

 先月28日に登録証の伝達があり、国交省木津川上流河川事務所の田中徹所長は「事業を契機に、名張の発展と地域活性化の推進力となることを祈りたい」、亀井市長は「着実に事業展開できるよう努力したい」と話した。