名張市は2月22日、2019年度の当初予算案と18年度補正予算案を発表した。【一般会計当初予算案の歳入・歳出グラフ】

 市によると、当初予算案の一般会計は269億7400万円で、前年度比6・8%増、6月補正後との比較では1.2%増となった。過去10年間で2番目の規模。予算が膨らんだ理由は、退職者数増に伴う退職手当支給額の増加や、生活保護費など扶助費の増加によって義務的経費が増えているためだという。

 歳入は、市税全体が102億1910万円(前年度比2・7%増)を見込む。借金に当たる市債は26億7850万円(26・7%増)で、歳入全体の約10%を占める。国民健康保険財政調整基金などを取り崩して事業に充てる繰入金は3億8689万円(1・9%増)、地方交付税は43億6600万円(3・5%増)を見積もった。

 歳出では、全体の約4割を占める民生費が108億9767万円(4・5%増)、次いで衛生費36億8028万円(1・5%増)、借入金の返済に充てる公債費は31億3515万円(0・7%増)。前年度から39・1%増える教育費は、旧名張桔梗丘高校跡地に開校する「(仮称)新桔梗が丘中学校」の新規改修事業費5億6926万円を合わせ、23億853万円を計上した。

 預金に当たる財政調整基金残高は19年度末見込みが約1億6千万円で、人口7万8871人(19年1月1日時点)に対し市民1人当たり約2029円。一方、市債残高は前年度と比べ約2億3780万円減の約342億6774万円で、1人当たり約43万円になる。

 その他、19年度の主要新規事業は次の通り。

 ▼起業・事業所支援事業3537万円▼忍者ツーリズム創造事業3000万円▼地域移行のための安心生活支援事業348万円▼ふるさとなばり推進プロジェクト事業162万円▼未来へつなぐCSプロジェクト36万円

 また、18年度の一般会計補正予算案は4億5869万円で、予算総額は277億6859万円となる。新規事業として、HOS名張アリーナ(同市夏見)内にボルダリング用クライミングウォールを設置する改修費用などスポーツツーリズム拠点整備事業4063万円、幼稚園空調整備事業2263万円などを計上した。

 条例議案は、火災予防条例の一部改正など計8件。一般議案は名張市総合計画「新・理想郷プラン」第2次基本計画の策定など2件を提案する。

 市議会3月定例会は3月1日から26日までの26日間で、一般質問は3月6、7、8日の3日間。