名張市は2月8日、7日に全国瞬時警報システム(Jアラート)の機器の更新作業を市の委託業者が実施していたところ、誤ってFMラジオ放送への緊急割り込み信号を送信するトラブルがあったと発表した。

 同市危機管理室によると、7日午後5時25分ごろ、機器の更新作業をしていた委託業者が配線を誤り、同システムの市民への通報手段としている株式会社アドバンスコープ(同市箕曲中村)のコミュニティFMラジオ放送に緊急割り込み信号を送信。同放送と、同放送電波を受信して起動する防災ラジオ(市内の高齢者宅などに約7000台配布)に本来の放送ではない内容を配信させた。

 誤送信により、同放送の番組が約8分間中断。その間、無音放送を避けるシステムが作動し、クラシック音楽が自動で放送されたという。

 機器交換作業は午後1時ごろから始まり、3時間程度で完了する見込みだったが、トラブルなどにより同11時に完了したという。

 同市によると、同システムの機器は土砂災害情報を知らせるシステムと連動させていたが、各システムの設置を委託した業者が異なる業者だったため配線方法が異なり、事前の確認作業が不十分だったという。

 誤送信により、市民から同社などに「急にラジオからクラシックが流れ出した」といった問い合わせが3件ほどあった他、機器更新に伴い8日午前に実施されたJアラートの試験放送が、庁内放送のみに縮小された。

 市側は「市民及び関係者の皆さま方には、多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げるとともに、再発防止の徹底に努めます」とコメントを出した。