名張市美旗中村で毎年小正月のころに行われている「どんど焼き」が1月14日早朝にあり、高さ約17メートルのどんどに火を入れてしめ縄や餅などを焼き、1年の無病息災を祈った。【どんどを燃やす保存会のメンバー。左写真は火が入った直後のどんど=名張市美旗中村で】

 同地区の住民でつくる保存会が毎年実施している。立てた青竹を縄で束ねて直径3メートル強の土台を作り、上部まで丁寧に細縄で巻いていき、穂先にはわらで作った「馬」を取り付ける。今年も保存会のメンバーが、2日前の12日に1日がかりでどんど作りに取り組んだ。

 この日の早朝、会場の農村公園に集まった100人ほどの住民らは、しめ縄や古いお守りなどを持ち寄ってどんどの中に納め、午前7時からの安全祈願の後に点火。火の勢いが落ち着くと、住民らは持ち寄った餅を細く切った竹の先端に刺して焼いていた=下写真

 保存会の髙波秀彦会長(66)は「元々は子どもたちが担ってきた行事だが、皆でつくる催しになってきた。準備から当日まで穏やかで、真っすぐに立てられて良かった。今年は災害の少ない年になってほしい」と話した。