伊賀市は9月6日、医師派遣など災害時の医療救援活動で伊賀医師会と協定を結んだ。同日未明に北海道で震度7の地震が発生したことを受け、両者による連携の重要性を確認した。【署名、押印した協定書を手にする岡本市長(左から2人目)と猪木会長(同3人目)=伊賀市役所で】

 同医師会によると、会員数は現在、市内の開業医や勤務医計114人。調印式には猪木達会長(岡波総合病院院長)と清水雄三副会長、紀平久和両副会長が出席した。

 協定書では、医師と看護師、補助事務員で構成する医療救護班が▽医療機関への搬送の要否と搬送順位の決定▽傷病者に対する応急処置▽死亡確認などを行う。

 調印後、岡本栄市長は「今日未明に北海道で大きな震災があった。医師会と協定を結んだことは本当に心強く思っている」と感謝を述べた。

 猪木会長は「市民に安心して生活を送ってもらえるよう微力ながら頑張りたい。医師会として救急に対するチームワークを図っていく」と述べた。

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