台風の影響で中止となった今夏の「名張川納涼花火大会」の代替として、「秋の名張川花火大会」が11月24日に開催される。打ち上げ発数は3割程度減る見込みだが、事前に販売された有料観覧席チケットは有効なため、主催する大会実行委員会では改めて来場を呼び掛けている。【昨年の名張川納涼花火大会の様子】

 名張市観光協会などによると、過去に雨天順延はあったものの、戦時中を除けば大会自体を中止したことはないという。花火自体や広告費、会場費など今夏に向けて準備してきた経費は既に執行済みのため、予算規模を縮小して開催する。日程は台風シーズンや農繁期、地域イベントが重なる時期を避けて調整を行い、8月10日に開かれた実行委員会の臨時総会で開催計画が了承された。

 会場は変わらず、同市新町、黒田の名張川河畔。打ち上げ発数は当初5千発を予定していたが、2500発から3千発ほどになる見通し。恒例となっている3か所一斉打ち上げやワイドスターマイン、仕掛け花火「ナイアガラ」などは予定通り実施するという。開始時刻は未定で、荒天時は翌25日に順延。

 有料観覧席(椅子、階段、桟敷)チケットはそのまま使えるが、払い戻しも可能。同協会とブックスアルデ各店での購入分は8月末まで同協会窓口(名張市南町)で受け付ける。再販売開始は10月下旬を予定している。

 同実行委では「たくさんの方のご支援、ご協賛にお応えする使命感を持ち、大会を途絶えることなく継続させたい。打ち上げ数は少し減るが、構成などを工夫することで楽しんで頂けるよう準備したい」と話している。

 問い合わせは同実行委事務局0595・63・9148(同協会内)へ。チケット払い戻しなどの詳細は同協会ホームページ(http://www.kankou-nabari.jp/)に掲載している。

2018年8月25日付730号21面から

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