自民党の杉田水脈衆院議員がLGBT(性的少数者)への支援に批判的な意見を月刊誌に寄稿した問題で、LGBT自治体議員連盟で世話人を務める石川大我・東京都豊島区議会議員(44)が8月6日、同性パートナーシップ宣誓制度の要綱を施行している伊賀市の岡本栄市長と面会し、意見交換した。【意見交換する石川区議(右)と岡本市長=伊賀市役所で】

 杉田衆院議員は月刊誌上で、LGBTカップルについて「彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのか」などと主張。これに対し、同性愛者であることを公表している石川区議は「特別に扱って、優遇してと言っているのではなく、今まで見えない存在だった私たちを平等に扱ってほしいということ」と述べた。

 伊賀市が同制度を始めたのは2016年4月で、東京都の渋谷区、世田谷区に次いで全国で3例目。岡本市長は「反対する理由が分からない。(伊賀市では)人権問題として少数者に対する差別として取り上げてきた」と説明した上で、杉田衆議院議員の意見に対し「生産性がないと言えば、私も結婚していないんでムカッとくる」と不快感を示した。

 石川区議は今回、伊賀市選出の稲森稔尚県会議員の招きで来訪。同日朝には市役所前で賛同者や支援者らとともに街頭演説で抗議した。