名張市長選挙の投開票から一夜明けた4月16日、5選を果たした現職の亀井利克氏(66)の当選証書授与式が市役所であり、選挙管理委員会の福山英敏選挙長が当選証書を手渡した。【福山選挙長(右)から当選証書を受け取る亀井氏=名張市で】

 証書を受け取った後、記者の取材に応じた亀井氏は、次点と966票差と激戦となった選挙戦を振り返り、「さまざまな事業や改革を進めたなかで、批判票は当然あったと思う。市民が判断されたこと」との認識を示し、支持票に「今まで私の活動を評価してくださった方が、もう1期頑張れと言ってくださったのだと思う」と感謝した。

 選挙戦では、4期16年で取り組んだ互助共生社会の醸成や医療福祉の充実、財政改革の成果を強調。強みであるこれまで政治生命で得た公官庁や各種団体とのパイプを生かし、従来から掲げる「元気創造」「若者定住」「生涯現役」の3本柱の政策継続を訴えていた。

 5期目を最終最後の集大成と位置付けるとし、今後の市政運営を「約束してきた3つの政策を原動力にこれからも市政を推進し、後継者の育成もやっていきたい。まちづくりを深化、発展させていきたい」と述べた。

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