名張市長選の投開票を4月15日に控えた11日、県立名張高校(同市東町)の2年生200人が、実際の候補者3人の政策を確認し、票を投じる模擬投票をした。【模擬投票で票を投じる名張高校生=名張市東町で】

 同校では選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられた2016年の参議院議員選挙を機に、架空の立候補者を想定した模擬投票などの主権者教育に注力。今回は身近な選挙を題材にすることで主権者の実感をはぐくみたいと実施した。生徒たちは昨年から、市職員を招いて市の課題や改善策を考える2回の事前学習にも取り組んできたという。

 模擬投票はロングホームルームの時間を使い、学年一斉に実施。2年1組の41人は市の課題を振り返った後、実際の選挙公報を見ながら、各候補に共感できる部分や課題点などを列挙。公職選挙法の違反行為を確認した後、当日に使う投票箱や同じ様式の投票用紙を使って票を投じた。この日投じた票は、市長選挙後の16日以降、確認するという。

 担任の川原田智子教諭は授業の終わりに「意思表示することで、それが現実になる。有権者になった時、自分の考えを持って政治に参加してほしい」と呼び掛けた。山村菜摘さん(16)は「自分のまちのことなのでリアルに感じた。若い人が市から去ってしまうのを改善したいと思いがある人に投じた」と話した。