名張市議会(定数20人、欠員1人)の3月定例会最終日の9日、議員定数を2人削減し18人とする条例改正案が議員から提出され、否決された。

 削減案の提出は、市長選挙との同日選挙実施に向けた市議会の自主解散決議案の否決直後。解散決議案と同じ6人が連名で提案した。提案者の細矢一宏議員は同日選挙の議論で定数削減を優先すべきとする意見が上がったことや、定数18人が望ましいとする意見が多数だったとまとめた議会改革特別委の報告書を理由に挙げ「特別委員会で一定の方向性が出ている以上、3月議会で結論を示すべきだ」と訴えた。
 議案提出を受けて開かれた議会運営委員会では、急きょの提案に「何の議論も無く、いきなりの提案で納得いかない」「内容はいいがプロセスがよくない。強行的だ」などと紛糾。本会議での採決は2人が反対討論に立ち、議長を除く18人での採決は8人が賛成、10人が反対した。
 閉会後、取材に応じた細矢議員は「否決は市民目線ではなく、残念。特別委での議論は会派の意見をまとめたもので、それが簡単に覆るのはおかしいと思う」と話した。