180809_1_2.jpg 名張市が2018年度の当初予算案を2月9日、発表した。一般会計は前年度同期比4・1%(10億7400万円)減の252億6700万円。4月の市長選を控え、義務的経費や継続事業を中心とした「骨格予算」として編成した。19日開会の市議会3月定例会に提案する。【2018年度一般会計当初予算案の歳入、歳出】

 一般会計の予算規模は3年連続の減少。同じく市長選を控え骨格予算だった14年と比べると7億1000万円の増額。人事院勧告に合わせた人件費の増額や待機児童対策に向けた民間保育所建設への措置費などで、義務的経費や扶助費が増したために予算規模が膨らんでいるという。
 歳入のうち、市税は今年1月の固定資産税の評価替えにより、固定資産に上乗せ課税する都市振興税を含め、前年度比1億3727万円の減収となる99億5032万円。都市振興税分のみでも約3500万円の減額となった。国・県支出金や市債は骨格予算編成にあわせ建設事業など投資的経費を一部留保したため減った。
 歳出も骨格予算編成に合わせ各事業費が減少。待機児童対策として民間保育所措置費2億6357万円を盛った民生費は4億2545万円減の104億3037万円。土木費は3億8177万円減の14億2773万円、教育費は1億3328万円減の16億6003万円。
 18年度末までに2億円の積み立てを目標にしていた財政調整基金には、5000万円を計上し、同年度末の残高は2億3595万円を見込む。市の借金に例えられる一般会計の市債残高は346億6900万円を見込んでおり、うち国が将来的に返済を約束している臨時財政対策債は約143億6849万円。1月1日現在の市の人口7万9263人に対し、市民1人あたりでは前年比1万円増の43万7000円の借金になる。
 新規事業は法改正に伴うものや、「肉付け」となる6月補正対応で間に合わないものを計上。6、7月のサッカーワールドカップロシア大会への出場が見込まれる同市出身の山口蛍選手を応援するパブリックビューイングの開催費用(52万円)や、21年の三重とこわか国体で使用するホッケー場建設に向けた設計業務委託料(860万円)を盛った。