名張署は12月5日、名張市内の工場に勤務する50代女性が、「アマゾンサポートセンター」を騙り、インターネットの利用料金として現金29万8000円をだまし取られる特殊詐欺に遭ったと発表した。

 同署によると、同日午前10時30分ごろ、女性の携帯電話に「コンテンツ利用料の未納が発生しています」などと書かれたメールが着信。女性が記載されていた連絡先に電話したところ、電話に出た男から「料金を本日中に支払わなければならない。誤登録なら支払った分は後日返金される」などと告げられ、コンビニで代金を支払うよう求められた。
 女性は身に覚えがなかったが、午後1時ごろ、市内のコンビニに行き、男から教えられた13桁の支払い番号を店員に伝え、代金を支払った。支払い後、職場の同僚に事情を話したところ、詐欺の指摘を受けたため、署に相談したという。
 同署では「身に覚えのない請求は払わないで。怪しい請求が届いたら、近くの人や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
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