171003_11.jpg 地元校の快進撃に、お茶の間は沸き立った。「第37回全国高等学校クイズ選手権」で強敵を封じ込め、優勝に輝いたのは、伊賀市下神戸にある私立桜丘高校クイズ研究部の2人。その様子は9月1日に日本テレビ系列で放映され、注目を集めた。【高校生クイズで優勝した木多君(左)と中島さん=伊賀市下神戸で】


 優勝したのは、3年の木多祐太君(17)と中島彩さん(17)。研究部が同好会としてスタートしたのが2年前の3月。2人は当時からコンビを組み、さまざまなクイズ大会に挑戦してきた。昨春、部に昇格した後に挑んだ同選手権ではベスト8まで進んだが、緊張で実力を発揮できず、悔し涙を飲んだ。

 今年は過去の問題やクイズ番組を研究し、傾向と対策を練りに練った。木多君は社会、スポーツ、時事、中島さんは文学、芸能といった得意分野を伸ばす作戦で勝負することに。しかし、7月にあった予選では県代表の座を津高校に明け渡し2位に。うなだれているところに「21世紀枠」での出場が決定したという。

 しかし、そこからが強かった。全国60校の戦いを勝ち抜き、上位10校による決勝進出を決めた報告を顧問の須田健市教諭に入れた時は絶句されたという。決勝でも、それまでトレーニングした問題が出題され、傾向と対策が役に立ったという。全国屈指の名門校・私立開成(東京)などとの接戦を制し、見事優勝に輝いた。

171003_11-2.jpg 現在、桜丘高のクイズ研究部には15人が所属。自分たちで問題を作り、早押し機を使っての練習に励んでいる。8月下旬にテレビ朝日系列で放映された「Qさま!!高校生クイズ学力王2017」では、1年生の東言君(16)が予選を突破し、番組に出演した。自身も「高校生クイズ」に参加したことがある須田教諭は、競技クイズを舞台にした漫画「ナナマルサンバツ」が愛読書だという。【桜丘高校クイズ研究部のメンバー】

 「間違えてもいいからとにかく早く押す」「押してからの5秒で考える」戦法を取るという部員たち。特に東君は予測して早く押すのが得意だそう。「いろんな大会に挑戦したい」と早くも次の目標に向かっている。

 「クイズ人口が増えてほしい。大会でも一緒に戦いましょう」と語る須田教諭のクイズへの熱い思いと、それに応える生徒たちの目が輝いている。

2017年9月23日付708号1・2面から