名張市の桔梗が丘地域にある3小1中を統合し、施設一体型の小中一貫校「(仮称)桔梗学園」を設置する計画を進めていた同市教育委員会が、学園設置を当面の間先送りにする方針を固めた。8月18日の市議会全員協議会で、見直し案を提案する。

 「桔梗学園」構想は、2010年に策定した「市立小中学校の規模・配置の適正化基本方針」に基づく後期実施計画として16年2月、市議会に提案。桔梗が丘小、東小、南小と桔梗中をまとめ、義務教育中の前期4年を桔梗が丘東小で、後期5年を18年3月廃校の名張桔梗高の校舎で学ぶ形での実施を予定していた。
 市教委によると、20年度開始を目指す市内全域での小中一貫教育実施は引き続き進め、見直し案では小学校はこれまで通り3校で学ぶこととし、桔梗中は名張桔梗丘高校舎へ移す施設分離型で行なうことにした。
 見直し案の提示は、基本方針策定時に市教委が示した10年間での児童、生徒数の推計と比べ、今年5月時点で桔梗小では児童数が130人余り多く、他の2小も減少があるものの国が統合の目安と示す1クラスの児童数(20人)を割り切っていないことが理由の一つという。統廃合は立ち消えではなく、今後の児童数によって検討する。
 市教委では7月30日、桔梗が丘自治連合協議会が役員ら十数人で立ち上げた計画審議委員会に見直し案の内容を説明。他の学校の統廃合の見直しについて市教委の草合要平理事は「各地域との協議の最中。全員協議会で説明したい」と話した。