伊賀署は6月12日、伊賀市内に住む70代の派遣社員の女性が自宅に来た信用金庫の職員を名乗る男にキャッシュカード1枚をだまし取られ、口座に預けていた現金227万5000円が引き出される特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。

 発表などによると、今月8日午後3時ごろ、女性宅に市役所の保険課を名乗る男から電話で「医療保険料の手続きをしなければならないので、口座番号を教えてほしい」と言われ、暗証番号を伝えた。直後にも信金の者を名乗る男から電話があり、「市役所の依頼で医療保険の払い戻し手続きをしているが、カードが使用不能になっている。交換のため別の担当者が受け取りにいく」と告げられ、通話中にやってきた男が「カードを預かります」といい、手渡してしまったという。
 女性名義の口座からは同日午後5時ごろと9日午前7時ごろ、10日午前8時15分ごろの3日間で、市内のコンビニエンスストアにあるATM(現金自動預け払い機)など3か所から20万円から50万円に分けて計7回現金が引き出されていた。被害女性は12日になって夫に相談し、信金に問い合わせて被害に遭ったことに気付いた。
 女性宅に来た男は30代前半ぐらい。身長約160センチの黒短髪で細身。上下黒のスーツ姿に黒のバッグを持っていたという。市内では同じ8日に90代の無職女性も同様の手口による特殊詐欺で現金100万円をだまし取られる被害に遭っている。