161025_11.jpg

 国の重要無形民俗文化財で昨年12月にユネスコの無形文化遺産に登録された「上野天神祭のダンジリ行事」について、同祭地域振興実行委員会は5月26日、今年から週末開催に日程を変更すると発表した。神事の例大祭は従来通りの10月25日で、2017年のダンジリ行事は20日が宵山、21日が「足揃えの儀」と宵山、日曜日の22日がダンジリの巡行日に決まった。【昨年実施された本祭の様子=伊賀市上野新町で】


 上野商工会議所で開かれた実行委員会で認定変更を審議し、ダンジリ行事は「25日までの直近の日曜日に実施」と決めた。実行委員長を務める岡本栄市長は会議の冒頭に「世界の宝になって私たち市民全てで伝承する責務をしっかりと認識しないといけない」とあいさつした。
 実行委では、文化財指定やユネスコへの登録でダンジリ行事を維持継承して発展し続ける必要があると説明。日程変更によって▼行事の担い手が確保できる▼観光客の増加や地元出身者への参加が促せる▼学校休業日で、子どもたちが地域の文化を理解でき、郷土愛の醸成と将来につながる担い手が育成できる、という効果を期待する。
 実行委事務局の経緯報告によると、昨年9月に市がダンジリ行事の実施について実行委に「25日までの直近の日曜日」を提言。その後、12月にだんじりを保有する9町と鬼行列の4町で組織する「上野文化美術保存会」が提案書を、今年1月に実行委が要望書をそれぞれ菅原神社(同市上野東町)に提出し、4月に神社から日程変更を受容したとの返事を受けたという。