170308_5.jpg 伊賀市議会2月定例会は最終日の3月8日、2017年度一般会計当初予算案など議案48件を原案通り可決、請願2件を採択し閉会した。補正予算に追加提案した市役所移転後の現庁舎を図書館やカフェレストラン、忍者研究施設が入る複合施設に改修するための基本計画策定経費1706万円は、賛成少数で否決となった。【閉会後に否決された予算について感想を語る岡本市長=伊賀市役所で】

 3度目の提案となる現庁舎改修経費の関連議案2件に対し、本会議の採決結果は欠席1人を除く19人のうち18人が反対。賛成は1人だけだった。閉会後、岡本栄市長は予算を否決された感想として「建物など市の財産に対する存廃や管理は市長の専権事項。議会が解体・新築を決議したが、それは重大な越権行為ではないか」と話した。
 今後については、26日投開票の市議選後に臨時議会を招集し、4度目の予算提案をする方針。「いろんな会派から『4月になれば何とかしたい』というニュアンスを聞くことができた。新しい議会の皆さんに期待したい。遅くなれば市民への負担が増してしまう。6月(の提案)はあり得ない」と答えた。
 12水源と7浄水場を廃止し、建設を予定する川上ダムの利水を前提としたゆめが丘浄水場からの供給に切り替えることを盛り込んだ、今年4月から15年間を期間とした新たな水道事業基本計画は賛成17人、反対2人で可決した。これに対し、地域の水源や浄水場の活用と現状維持を求める請願は賛成と反対が逆転し、不採択となった。
 他の請願3件は、公設民営の「島ヶ原温泉やぶっちゃ」(同市島ヶ原)にある温水の歩行用プールやジムを備えた「健康づくり棟まめの館」の継続を求める請願と地区市民センター33か所に設置した住民票などの交付専用ファクスを更新するよう求める請願は全会一致で採択。「ゆめぽりすセンター」(同ゆめが丘1)の指定管理期間を1年延長するよう求めた請願は賛成1人、反対18人で不採択となり、市が同施設を指定管理から直営に戻すよう改める条例改正案は18人が賛成し可決した。