10月9日から2日間、福岡県久留米市で開催される「全国グラウンド・ゴルフ交歓大会」に、伊賀市予野の岡本正雄さん(80)が出場する。8月21日、市役所に岡本栄市長を表敬訪問し、「県代表として恥じないプレーをしたい」と健闘を誓った。【大会へ意気込む岡本さん=伊賀市役所で】

 岡本さんは農業を営んでいた約20年前、結腸がんなどを患い手術入院。退院後、友人に誘われて健康や仲間づくりのため競技を始めた。自宅近くの公園を拠点に、仲間と1日2時間の練習を週3回重ね、技術を磨いてきた。

 今年5月に桑名市であった選考会で57人中1位の成績で優勝し、交歓大会への出場権を獲得。2017年の愛媛国体に続き、全国の舞台は2度目だ。11月に和歌山県で開かれる「ねんりんピック」出場も決めており、自身が目標としてきた3大会出場を果たす。

 競技の際は、帽子から靴まで全身を「元気とパワー」を表す赤色で統一するのがこだわり。「大会で上位を目指すのも大切だが、多くの人と親睦を深めるのが一番の楽しみ。健康に1日でも長く競技を続けたい」と思いを語った。

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