生活道路の法定速度、30キロに引き下げ 中学生が名張署に取材

法定速度が引き下げられた生活道路と啓発リーフレット=名張市つつじが丘で

 9月1日に改正道路交通法が施行され、いわゆる生活道路での自動車の法定速度が60キロから30キロへ引き下げられた。YOUで職場体験をした名張市立南中学校の生徒2人が名張署の野村和之交通課長(43)に改正のポイントや運転時の注意点を聞き、学校周辺の道路を実際に確認した。

南中生の質問に答える野村交通課長

 一般道の法定速度改正は、1960年の道路交通法施行以来66年ぶり。今回の改正で、中央線や中央分離帯などがない道路では、原則として法定速度が時速30キロとなった。道路標識や道路標示で最高速度が指定されている場合は、その指定速度が最高速度となる。

学校付近は?

 南中学校の校門前の道路を確認した。中央線はないが、「30」の速度標識があったため、最高速度は元々30キロだった。一方、住宅が両脇に並ぶ1本西側の道路は、中央線がなく、道路標識や道路標示もなかった。9月から法定速度が30キロに引き下げられた道路の条件に当てはまる。

 今回の引き下げは、生活道路を利用する歩行者や自転車利用者らの安全確保などが狙い。車と歩行者の衝突時、速度が時速30キロを超えると、歩行者の致死率が急激に高まるとされ、速度を抑えることで事故があった時の被害軽減を図る。

 大阪のベッドタウンとして発展した同市内には、住宅地や団地が多くあり、中央線のない狭い道路も少なくない。特につつじが丘などの住宅地の生活道路には急な坂道もあり、十分注意が必要だ。

 野村交通課長は「道路環境を確認し、安全な速度で走ることが大切。前をよく見て運転に集中してほしい」と呼び掛けた。

※9月9から11日までYOUで職場体験学習に取り組んだ名張市立南中3年の瀧野幸大さんと森田悠史さんが取材を担当しました

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