長距離を移動することから「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが、三重県津市美杉町太郎生のフジバカマ畑で飛来のピークを迎えている。満開の花の間を舞うチョウの姿を楽しもうと、名張市や伊賀市をはじめ、遠方からも見物客が訪れている。

約5000平方メートルの畑でフジバカマを育てる「愛和園」では、晴天となった10月15日午前10時すぎ、約100匹のアサギマダラが白やピンクのフジバカマの間を飛び交っていた。約50人の来園者はベンチに腰掛けて眺めたり、カメラやスマートフォンを手に撮影したりして、秋の風物詩を楽しんでいた。駐車場には三重、奈良の他、京都や名古屋、所沢ナンバーの車も見られた。
園を運営する中原孝夫さんによると、アサギマダラは9月末ごろから飛来し始めた。日中は午前10時から正午ごろに飛来が多くなるという。
中原さんは「ここで3、4日過ごして、次の場所へ移っていく。25日ごろまでは見られるだろうが、その後は順次南へ渡り、シーズンが終わる」と話し、丹精込めて育てたフジバカマの畑を見つめていた。
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