【終了間際のコーナーキックにDF秦(左端)が頭で合わせるもゴール上に外れる=伊賀市小田町で】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は6月27日、三重県伊賀市小田町の上野運動公園競技場にヴィアマテラス宮崎を迎え、前期最終戦(第15節)に臨んだ。くノ一は15本のシュートを決めきれず、0‐0で引き分けた。

 台風7号が接近し、断続的に雨が降る中、スタンドでは約320人が観戦。くノ一は序盤から、MF増田玲那、MF桂亜依らが積極的にゴールを狙っていくが、先制点は奪えない。前半終了間際に招いたピンチはGK小野未織が好セーブで救った。

 後半は、立ち上がりからFW児野楓香を投入し、ゴールを奪いにいく。終盤には再三シュートチャンスを作り、児野や主将のMF常田麻友、途中出場のMF竹島加奈子らが次々とゴールに迫るが、最後まで均衡を破ることができなかった。FK、CKは計13本、シュート数は宮崎(3本)の5倍に上ったが、課題の決定力不足を露呈する結果となった。

 試合後、くノ一の永井良明監督は「最後に攻め続けて決めきれなかったのは、まだまだだということ。チャンスは作れるが点を取れないことが依然として課題」と振り返り、「(次節まで)2か月の中断期間は、守備は変わらず粘り強く続けていきながら、攻撃のバリエーションを増やし、セットプレーの精度を上げていきたい」と話した。

雨の中、観戦に訪れたサポーターにあいさつするくノ一の選手たち=同

 主将の常田は「(宮崎との)前回の対戦は終盤に勝ち越されて負けたので、最後まで集中を切らさず戦うことは全員で意識できたが、攻撃の部分で決めきれなかった。入りから自分たちのやりたいことはできていたが、この結果はすごく悔しい」と話し、チームの課題となっている決定力については「味方とのコンビネーションや個々の技術を磨き、ペナルティエリア付近でのプレーの精度を上げていきたい」と今後の展望を語った。

 前期の日程を終え、くノ一の通算戦績は7勝5分3敗で、15節2試合が終了した27日時点の暫定順位は12チーム中5位。首位・朝日インテック・ラブリッジ名古屋との勝ち点差は5となっている。約2か月の中断期間を経て、次節は9月5日午後4時から、東京都調布市のAGFフィールドでスフィーダ世田谷FCと対戦する。

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