伊賀市役所

【伊賀市役所=同市四十九町】

 三重県伊賀市は2月19日、2026年度当初予算案を発表した。一般会計は歳入歳出の総額が前年度比3・9%(18億1417万円)増の487億1678万円を計上し、3年連続で過去最大となった。26日に始まる定例月会議に提出する。

 新規事業では、物価高騰の影響を受ける市民や事業者への支援策として4月から9月検針分の水道基本料金を6か月間減免する。事業費の2億2352億円は全額、国からの臨時交付金を充てる。

 3歳以上の園児約500人を対象にした米飯主食費無償化や炊飯器具などの備品購入に要する経費は約2102万円で、開始時期は10月予定。商工振興経費では「ふるさと融資制度」(地域総合整備資金貸付金)に基づいて、市内の民間企業に設備整備資金21億円の無利子貸付を実施する。

 文化芸術推進費では、24年4月から休館している「あやま文化センター」(川合)の利活用などを検討するため委員会設置の経費約15万円を予算に組んだ。また、地元出身の書家・榊莫山の生誕100年を記念した博覧会の企画・実施の事業費約1068万円を盛り込んだ。開催時期は11月下旬の予定。

 体育施設整備では「阿山第2運動公園」(川合)を利用需要が多い人工芝グラウンドに改修するための設計業務委託料約660万円を計上した。老朽化で施設内部の塗装が剥がれて利用を停止している「大山田B&G海洋センター」(平田)のプールは修繕工事費約1271万円を盛り込み、27年度に利用再開を予定する。

 文化施設改修事業では、市内のホール機能を持つ各文化施設などの特性や今後の利活用の可能性ついて分析する再編整備計画策定業務委託料約597万円を計上した。

 公園施設更新事業では「忍びの里伊賀甲賀忍者協議会負担金」のうち約1644万円を活用し、上野公園(上野丸之内)内のレストハウス横にある公衆トイレの洋式化など改修工事を実施する。工事費は約4933万円。園内にある雑木伐採にも同負担金約318万円(事業費955万円)を活用する。

 都市計画道路見直し業務委託料約1323万円は、50年以上が経過している未整備区間の都市計画道路8路線が対象。26年度から数年かけ、最新の交通調査結果や防災の観点から現在の都市構造に適合しているかを再検証する。

 歳入は、30・9%を占める市税が150億3512万円を見込み、固定資産税を除く市民税など5つの科目が前年度を下回り、全体で0・6%の減額を見込んでいる。地方交付税は前年度とほほ同水準の104億1494万円(1%減)とした。

 基金残高は各事業の実施で財源が不足し、約36億4000万円を取り崩す一方、財政調整基金やふるさと応援基金などに約14億6000万円を積み立てるため、26年度末見込みで約162億円になる。借り入れた市債の残高は25年度より17億8000万円減の404億円。

- 広告 -