【イチョウの前で営まれた法要=伊賀市諸木で】
三重県伊賀市諸木の安楽寺山門前にあるイチョウの巨木が伐採されることになり、2月17日、現地で木の供養と作業の安全を願う法要があった。住民ら約15人が参列し、長い間親しまれた地区のシンボルに別れを告げた。伐採は21日から3日間の日程で行われる。

イチョウは高さ約20メートル。植えられた時期は不明だが、地元の高齢者は「子どものころはもう巨木だった」と話す。長年にわたって地区を見守り、カレンダーの写真に採用されたこともあるなど、住民たちに親しまれてきた。
一方で近年は、地区の高齢化が進む中、落ち葉清掃の負担増加や根による付近の石垣、塀への影響が課題となっていた。住民たちで話し合いを重ねた結果、将来を見据えて伐採を決めたという。
法要では、住民たちが見守る中、同寺の大橋裕雪住職(39)が読経。伐採作業を担当する業者が幹の周囲に酒をかけ、無事を祈願した。
区長代理の坂本武己さん(72)は「幼いころから親しんできた木。落ち葉で遊び、ギンナンを食べた思い出もある。寂しいが仕方がない」と話した。近くに住む英国出身のクリス・ホドルさん(63)は「大きく美しい、大好きな木だった」と惜しんでいた。
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