【宝珠院での防火訓練で放水する消防職員・団員ら=伊賀市北山で(伊賀市消防団提供、2枚とも)】

 文化財防火デー(1月26日)に合わせ、三重県伊賀市内の神社や寺院で防火訓練があり、関係者や消防職員、消防団員らが放水などを実施した。18日には阿波神社(下阿波)と宝珠院(北山)、25日には勝因寺(山出)、光明寺(古山界外)、観菩提寺(島ヶ原)でそれぞれ訓練が行われた。

 平安時代の作と伝わる国指定重要文化財の本尊・虚空蔵菩薩坐像などがある勝因寺では、25日午前9時から約40人が訓練に参加。庫裏からの出火を想定し、住民らが水消火器で初期消火をした後、住職が通報。伊賀消防署丸山分署と消防団上野南分団の車両が出動し、防火水槽脇に小型ポンプを設置してホースを延ばし、北側のやぶへ放水した。

勝因寺での防火訓練の様子=伊賀市山出で

 放水終了後、菅生和光住職は「普段から気を付けてはいるが、実際にどうなるかは想像がつかない中、今日は実際に動きを見せていただき、安心できた。私たちも火を出さないように気を付けたい」、総代長の谷本朝夫さんは「各地で毎日のように火災が起きているが、何より皆さんの生命財産が大事。暖房器具を使う機会も多い時期なので、特に防火について考えていただければ」と話した。

 市内では2月1日に専念寺(御代)、8日に陽夫多神社(馬場)でも同様の防火訓練を予定している。

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