44議案を可決　組織機構改革の議案は否決　伊賀市議会

　三重県伊賀市議会の12月定例月会議は19日、この日追加された2億2670万円を増額する一般会計補正予算など44議案を原案通り可決、行政組織条例の一部改正案を否決し、全日程を終えた。

　追加の補正予算は、国の物価高対応子育て応援手当支給補助金が財源で、0歳から18歳までの子どもを扶養する保護者を対象に子ども1人当たり2万円を支給する。支給の時期は来年2月下旬を予定している。

　2026年度から新しい市の総合計画の推進に向けた機構改革を行うための行政組織条例の一部改正案は、1票差の賛成少数で否決になった。昨年11月に就任した稲森稔尚市長が組織再編を提案するのは2度目で、今年1月は同条例の一部改正案に対し1票差の賛成多数で可決していた。

　桐ケ丘地区住民自治協議会が提出した請願「桐ケ丘汚水処理施設の公共移管問題について」は賛成多数で採択された。同施設の公共移管を求める請願は18年12月に全会一致で採択している。